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桜野を愛し、知・徳・体を輝かす子どもの育成

〒819-1304 福岡県糸島市志摩桜井5921番地

校長先生のおはなし

平成26年度三学期始業式

  みなさん、新年あけましておめでとうございます。
このようにみなさんが、大きな怪我もなく揃って3学期始業式を迎えることができることが一番うれしいことです。一年の計は元旦にありといいますが、学校の1年の計は3学期始業式にあります。校長先生もこんなみなさんになってほしいと先生方といっしょに考えました。

 1つ目は、じっくり考えてノートにいっぱい書き発表するみなさんになりましょう。考え、人と伝え会うことはこれから先とてもとても大切なことです。また、ノート名人を選んでみんなで学びたいと思います。

 2つ目は、挨拶と丁寧な言葉遣い、ありがとうの感謝の心です。様々な行事、送る会、卒業式等様々な行事があります。お客さんもとても多いです。言葉と心は繋がっています。きれいな言葉を使うたびにきれいな心になっていきます。意地悪な言葉を使う人はいじわるな心になっていいことが逃げていきます。きれいな言葉と心が一杯の桜野小学校にしましょう。

 3つ目は、こつこつ歩いて桜野小、外で遊んで桜野小にしたいと思います。歩く、遊ぶは、子どもの特権です。これを粘り強くした人は大人になってもたくさんの仕事をすることができます。

 さて、この花を見たことがありますか?ある人?ない人?実はどこかで必ず見ています。時計花といって、丁度運動場から校舎へあがってくると相談室の窓のところにつるの中にこっそりと咲いていて、なかなか気づかれないのです。本当に時計のようにくるくると回っているように見えかわいいです。どうしてなかなか出会わないか、長いつるはあるのですが、夏、多い時で一日10個ぐらいしか咲かないのです。しかも、ひとつの花の咲いている時間が短く、咲いていると気づいても1時間ぐらいしてまた見に行くとすぐにつぼみになっているのです。時計草の花の命は本当に短いと思います。この2年間、時々、用務員さんが校長室に飾ってくださいましたこの花をしぼむ前に押し花にさせていただきました。貴重な花です。皆さんに一度に見せたいと想い、造ってみました。長い年月、つるを這わせながら、輝く瞬間を自分で探すのです。まるで、6年間のみなさんのようです。長い年月を経て節目節目で特に3学期に自分らしい花を咲かせるのです。2年生は、2年延びたつるを、3年生は3年つるを伸ばしてきました。学んだことを3学期は、まとめていきます。本当に短いです。長い人生の一瞬であるかもしれません。一人ひとりこの時計草のように、一生懸命に輝いてほしいと思います。誰かが見ていて、輝きに気づいてくれると思います。次に時計草から思ったことは、しぼんだ花はそのまま、栄養を次のつるに、次の花に回します。時計草の時は時代の時です。時計草のように、長い歴史の中で自分もまた桜野小学校の歴史をつくる一人であると思ってください。桜野小の歴史を作っているのです。ある人を紹介します。運動場の野球のテントの後ろに、体育館玄関の横のところに石碑があるのを知っていますか?だれのことを言っているのか知っていますか?会議室にも写真があります。増田顕邦さんという大変苦労しながらも全国で有名になり、野北と桜井の小学校をひとつにする時に私財をなげうって努力してくださった方です。たくさんの業績を残されました。その方のおかげで、今私たちは桜野小学校に来ることができているのです。増田先生は、小学校時代、大変貧しくて苦労されたそうです。腕白でとてもやさしく、勉強もよくできた人だったと資料に残っています。特に仲間の大将だったそうです。時計草の話から時代の話になりましたが、一人ひとりの輝きが次の時代をつくるのです。最後になりました。これを見てください。

 さて、これは、何でしょう。5年生の図工、工作係りの人たちが桜野小の平和・発展を願っておられた鶴です。少ない人数でこつこつと折ったことでしょう。きっと6年生から平和を願う心を引き継いだと思います。今年は未年です。群れをなす、羊はとてもやさしいと言われます。ふわふわ言葉がただよう、きれいな言葉が漂う、素晴らしい学校にしたいと思います。これで、校長先生の話を終わります。
  

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糸島市立 桜野小学校

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糸島市志摩桜井5921番地
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